「植物栽培装置の管理システム、方法及びプログラム」特許取得のお知らせ
この度弊社が出願しておりました「植物栽培装置の管理システム、方法及びプログラム」について、以下のとおり特許を取得したことをお知らせいたします。
登録番号 特許第7486739号
特許出願日 2020年05月08日
特許登録日 2024年05月10日
発明の名称 植物栽培装置の管理システム、方法及びプログラム
特許権者 嘉創株式会社
【背景技術】
従来、植物毎の生育環境に応じた栽培状態をユーザに対し報知し適切な栽培管理を促す植物管理装置及び植物管理システムや、栽培対象植物の品種に基づいて栽培管理情報データベースから栽培管理情報を取得及び出力するシステムが提案されている。
また、植物を栽培するハウス内の環境を管理する栽培環境管理装置であって、気象予報データと測定データの推移に基づいて、予測気温データ、予測室温データ及び予測地温データを含む予測データを生成し、予め設定された環境条件と予測データとに基づいて環境調整装置を制御する栽培環境管理装置が提案されており(特許文献3を参照)、更に、作物の栽培棚と空調装置と加湿装置と照明装置とを備える高断熱及び高気密のコンテナ内のセンサによる計測信号を受信してコンテナの各装置をフィードバック制御する栽培管理サーバが提案されている(特許文献4を参照)。
【発明の概要】
従来、農作物の生産を目的とした植物工場を管理するためのシステムが種々提案されている。しかし、このようなシステムは、植物の育成に関するノウハウが少ない一般のユーザや小規模な生産者にとって、導入及び運用が困難なものであった。
本開示にかかる技術は、植物の育成に関するノウハウが少ないユーザにとっても導入及び運用が容易なシステムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
本開示の一つの側面は、1又は複数のプロセッサを備える植物栽培装置の管理システムであって、前記1又は複数のプロセッサは、植物栽培装置を登録する登録手段と、前記ユーザ毎に、該ユーザによって管理される植物栽培装置からのセンサ出力に基づく情報を含む環境情報と比較される条件と、該比較の結果に従って決定される制御指示内容とを関連付けた制御設定を保持する設定保持手段と、第一のユーザに係る前記制御設定を、該第一のユーザとは異なる第二のユーザに係る前記制御設定として設定する設定共有手段と、として機能する、植物栽培装置の管理システムである。
なお、本開示は、コンピューターシステム、情報処理装置、コンピューターによって実行される方法、またはコンピューターに実行させるプログラムとして把握することが可能である。また、本開示は、そのようなプログラムをコンピューターその他の装置、機械等が読み取り可能な記録媒体に記録したものとしても把握できる。ここで、コンピューター等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピューター等から読み取ることができる記録媒体をいう。
【発明の効果】
本開示に係る技術によれば、植物の育成に関するノウハウが少ないユーザにとっても導入及び運用が容易なシステムを提供することが可能となる。