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「虫検知装置、捕虫装置および虫検知方法」特許取得のお知らせ

この度弊社が出願しておりました「虫検知装置、捕虫装置および虫検知方法」について、以下のとおり特許を取得したことをお知らせいたします。
特許番号  第6725874号
特許出願日 2016年04月19日
特許登録日 2020年06月30日
発明の名称 虫検知装置、捕虫装置および虫検知方法
特許権者  嘉創株式会社

– 背景 –

従来、光センサーを用いて虫の数をカウントする技術が種々提案されている。しかし、従来の方法は、発光手段と受光手段とを互いに対抗する位置に設け、発光手段と受光手段とを結ぶ直線上に虫が入ることで光の遮断または減衰が生じた場合に虫が通過したものとして虫の数をカウントするものであるため、光線の上を通らない虫がカウントされないという問題や、複数の虫が同時に通過した場合に、同時に通過した虫の数を知ることが出来ないという問題がある。

– 特許の概要 –

虫検知装置に、予め設定された発光量で光を発する発光手段と、前記発光手段によって発せられた光を受ける受光手段と、前記受光手段による受光量を測定する測定手段と、前記測定手段によって測定された前記受光量を、前記光を遮る虫の数と受光量との相関を示す情報を用いて分析することで、前記発光手段によって発せられ前記受光手段によって受けられる光を遮った虫の数を算出する算出手段と、を備えた。

また、本開示の一つの側面は、殺虫剤を散布する散布装置に接続された情報処理システムであって、虫検知装置の送信手段によって送信された、該虫検知装置を通過した虫の数を含むデータを受信する受信手段と、受信された虫の数に応じて、前記散布装置による殺虫剤の散布の要否、散布量および散布時間の少なくとも何れかを制御する散布指示手段と、を備える情報処理システムである。

また、本開示に係る情報処理システムは、前記散布装置に現在搭載されている殺虫剤の
種類を示す現用殺虫剤種別、および次回搭載される殺虫剤の種類を示す次回殺虫剤種別を記録する種別記録手段と、前記監視手段によって、現在搭載されている種類の殺虫剤の効果が所定の閾値よりも小さくなったことが検出された場合に、前記次回殺虫剤種別として、前記現用殺虫剤種別とは異なる種類の殺虫剤を指定し、前記種別記録手段に記録させる指定手段と、を更に有してもよい。